建物スペック
・ご家族:ご夫婦+お子さん2人
・所在:清須市(マンション:リノベーション)
・延床面積:92.34㎡(27.39坪):2LDK+WCL(ウォークインクローゼット)
・建築費用:500-1000万円

持ち家をもつ=選択肢がたくさんあるんですね。

家主さん「持ち家を持ちたいと思い、住宅展示場やオープンハウスなどたくさん回りました。
そうして分かったことは、持ち家にもたくさん種類があるな・・ということ。
戸建てに、マンション、そして中古か新築か、さらには土地探し・・と、選択肢がいっぱいあって、それぞれのメリットデメリットなどを色々と調べてみました。

その中で選んだのは、中古マンションのリノベーション。
夫婦ともに、以前にマンション暮らしをしていたこともあって、暮らしのイメージも湧きやすかったんです。」

利便性良く、暮らしやすいマンションを探そうと・・。

実物の板倉の家を見た時、「すごい!」と思いました。
家でもあるんですけど、ログハウスにも見えるし、なんだか別荘に来たような気分になりましたね。
テレビで見た通りのインパクトがそこにはありました。
その時点で、建てるなら板倉の家しかない!と思いましたので他社の建築会社さんは見ていませんでした。

家主さん「色々と調べた結果、立地の良いマンションの資産価値は下がりにくかったり、ある程度の築年数であればセキュリティ面でも優れてるということ。
そんな中、公園が近くて、駅まで歩いてすぐ、そしてベランダからの見晴らしが良い、、そんな中古マンションを見つけたので、トントンと話が進みました。

ただ、マンションを買って、一般的なリフォームでは面白くないよね。

「開放感ある癒される空間をつくりたかったし、約90㎡の限られたスペースをうまく有効活用して、シンプルに且つ使いやすいマンション暮らしにしようと、設計士さんと考えました。」

ご夫婦ともに「私たちの暮らしの在り方」を明確に持たれているので、できたリノベーションマンションは、ありそうでなかった理にかなったマンションらしくないマンションでした。

今回は、そんなマンションリノベーション事例の一部をご紹介します。

回遊できる生活動線を。
玄関、サニタリー、リビング、子供部屋と、回遊できる生活動線に設計されています。
家事の時短はもちろんのこと、暮らしやすくもあり、また開放的な感覚にさせてくれます。

 

 

床の間と畳スペースはど真ん中に。
フロアの真ん中に設けられた床の間と畳スペース。
端っこに追いやられがちな床の間が、リビングに存在感ありきで配置されている。
ひな壇や五月人形などの季節ものが置かれ、目の前の畳スペースのイグサの匂い香る寛ぎスペースが、違和感なく居心地の良い空間をつくっている。

 

乱雑スペースになりやすいCD.DVD.本の収納場所
以前から、本、CD、DVDなどの趣味の所有物が多くて、どう収納しようかと悩んでいたご夫婦。
隠してスッキリ見せたいし、でも、読みたい見たいときにすぐ取りだせる、そんな本棚収納を考えた。
結果、テレビ後ろのスペースを図書室のような形で、リビングに沿わせるように配置して、見た目も使い勝手も◎

 

 

子どもの机を近くに。 
子どもとの距離が近く、コミュニケーションが取れて、且つ、学ぶ姿を見守ることができるようにと、子ども机と棚をリビングに。

 

 

マンションに居るとは思えない空間に。
とにもかくにも、やはりこれがマンション?と思えるほど、無垢の木の特性を上手く使った、まるで別荘のような空間です。

 

 

今回は、家主さまの声とともに、マンションらしくないリノベーションマンションの建築事例をご紹介させて頂きました。
マンションのリノベーションをお考えの方は、ぜひご検討の上、お気軽にご相談頂けましたら幸いです。

<清須市|マンション・リノベーション|事例写真>

建物スペック
・ご家族:ご夫婦+お子さん2人
・所在:清須市(マンション:リノベーション)
・延床面積:92.34㎡(27.39坪):2LDK+WCL(ウォークインクローゼット)
・建築費用:500-1000万円

 

~番外編~ 設計士たかはしの視点

弊社はご存じの通り木造住宅を専門に手掛けている設計事務所で、更に床・壁・天井全て国産無垢材の『板倉の家』という木造住宅が得意です。
マンションはコンクリートで床・柱・壁等を造り、仕上げに床はカーペット、壁は石膏ボード下地にビニールクロスで天井は塗装だったり、ビニールクロスを貼る場合が多いですが、それを『板倉の家』風にできないだろうかと思い、挑戦させて頂きました。

まずは玄関です。
コンクリートの外壁の玄関戸を開けると一瞬にして杉の香りが漂ってきます。お宅を訪問された方々は皆様驚かれるそうです。


床はマンションなので防音仕様の床材を選定しましたが、パイン材という木材の裏にクッションが付いた既製品ですがパイン材は無垢です。
壁は『板倉の家』風に杉板で仕上げました。天井は今回は珪藻土クロスという材料で仕上げました。

水周りのトイレや洗面脱衣室も無垢材仕様です。
それから全部屋の出入口や収納の建具も全て杉の無垢材で造りました。更にできるだけ引き戸にしてます。

皆様いかがでしょうか?
今回気が付いた事がありまして、実はこのマンションのサッシ(窓)のガラスがシングル(1枚)
だったので結露を心配してましたが、今年の冬をお客様が体験されたところ結露が無かったとのご報告を頂きました。

やはり無垢材は圧倒的に調湿効果が高いことが分かりました。
冬の窓ガラスに結露が無かった事が分かりましたので、次は梅雨時の湿気はどうなのかという事になります。
私的にはかなり湿気を吸ってくれるので梅雨も快適に過ごせるのではないかと思います。近々お客様に確認しておきます。
これから暑くなって熱中症のニュースがよく出ます。その熱中症の原因に湿度が大きく関係します。
この湿度を無垢材で調整できるので『板倉の家』はジメジメ感が無く快適ですとよく言われます。こう言ったコンクリートに囲まれたマンションでも仕上げ材に無垢の木材を使用すれば快適な生活が出来ると思います。

最近は土地の価格が高騰しておりますので、中古マンションを無垢材でリノベーションすれば、ご予算的にもかなり抑えられるので選択肢の中に考えてみても宜しいかと思います。

一級建築士 設計士たかはし