清須市で新築で家を建てようとお考えの方!
新築費用や相場のこと学んでみませんか?こんにちは、たかはし設計の高橋です。
テーマ:清須市で家を建てる新築費用の相場とは?
清須市で新築をお考えの方に費用についてお話しします。
費用と言っても今回はちょっと特殊な費用になりますが、こんなところにも費用って発生するんですよ!
と言ったお話しをさせて頂きますので今後の家造りのご参考として下さい。
清須市でも弊社事務所のみのじ街道にある古い町には、町屋と言って間口が狭く奥に長い敷地があります。
そういう敷地では隣地の建物の外壁が隣地境界線ギリギリに建っている場合が多いです。
下記の写真は弊社事務所とお隣の建物との境界の部分です。
お隣の建物と外壁がくっついています。
しかも、こちら側の屋根がお隣にはみ出ていますし、逆にお隣さんの屋根もこちらにはみ出ています。
昔ながらの町屋はこういった状況が多いですね。
仮に弊社事務所を解体して新築住宅を建てるとなった場合、外壁がくっついている訳ですから解体するとお隣の外壁の荒壁部分が露出してしまいます。
そうすると、それを隠すために外壁を施工しないといけません。
またお隣さんの屋根もはみ出ていますのでそのはみ出た部分をカットして屋根を直さないといけません。
この費用も馬鹿にならない金額です。
お隣さんの露出した外壁とはみ出た屋根を直した後ですが、次はこちらが建物を新築する場合に間口が狭いとこちら側も隣地境界線ギリギリに建てる場合が多いです。
隣地境界線に余裕がないため足場を架けるスペースがありません。
こんな場合はどうするかと言うと「押し壁工法」という施工方法があります。
隣地境界線に余裕がないのでその部分の外壁や開口部(サッシ等)を全て施工して、壁一面を完成してレッカーで倒れないように吊った状態で、その壁一面を職人さん(大工さん)全員で少しづつ押して基礎コンクリートの上にセットする方法です。
文章では簡単に説明しましたが意外に大変な作業です。
写真を見てみましょう。
上記写真右側に黒い壁がありますがその壁はお隣さんです。
それに沿ってこちら側の基礎コンクリートの立ち上りが見えます。本当にギリギリですね。
この基礎コンクリートの上に外壁を完成させて人力で押してゆき、コンクリートにセットします。この距離を押していくわけですね。
上記の写真は土台から始まって柱・落し込み壁・梁等を組み合わせて壁一面を造っています。
上記写真は裏側の外壁も完成してお隣さんの黒い外壁の間に組んでいる足場を解体後押し壁工法でセットする前の状況です。
いかがですか?
これもかなり大変な費用がかかります。
壁一面を造るための足場を組んで完成したらその足場を解体しないといけないし、レッカーの作業日数も一般的な建前より余分に日数がかかります。
こういう施工方法はあまりないと思われますが、名古屋市でも結構普通にあります。
先程の押し壁工法の写真は名古屋市西区の写真です。
新築住宅の費用だけ考えていると敷地の状況で工事にかかる費用がとんでもなく高額になる可能性がありますので要注意です。
頭の隅にでも入れといて頂ければ幸いです。