丹羽郡扶桑町で木造の注文住宅をお考えの方!
こんにちは、たかはし設計の高橋です。
テーマ:丹羽郡扶桑町の話題の木造住宅|注文住宅
今回は丹羽郡扶桑町で弊社が手掛けた木造/木の家づくり『板倉の家』のお話しです。
ちなみにご近所では有名な住宅になっているそうです(笑)。
ご近所の方々からお家の中を観せて欲しいとのご要望が多いそうで私としても大変うれしく思います。
そちらの『板倉の家』の事を中心にお話ししたいと思います。
まずは下記の写真をご覧ください。
左側の写真は南面の軒先側から撮った写真ですが、どう見ても平屋にしか見えませんね。
でも右側の写真の妻側から撮ったものは、そんなに高さはないですが2階らしき高さがあることが分かります。
いわゆる弊社の得意な「外から観ると平屋建てなのに中に入ると2階建て」の『板倉の家』という木造住宅です。
妻側の写真を見ると棟(屋根の一番高いところ)が北側にずれています。
この部分が2階部分です。
構造的には平屋の造りですが棟をずらすことにより、そこそこ天井高の高い屋根裏部屋出来るわけです。
それでは2階部分の屋根裏の写真を見てみましょう。
左側の写真が屋根裏部屋となっている子供部屋です。
屋根裏部屋なので天井は屋根勾配と平行になってます。
棟部分の下の一番高い部分の天井高が約2,800mm、一番低い部分の天井高が約1,600mmあります。
木造の平屋住宅だからこそのコストパフォーマンス
どうです?
子供さんが使用する部屋としては十分な高さだと思います。
『板倉の家』は一般在来工法の木造住宅より木材が4倍~5倍くらい使用するため当然高額になる木造住宅ですが、必ずしも2階の部屋の天井高を2,400mmとかにしないといけない理由はないと思います。
この「外から観ると・・・2階建て」の『板倉の家』の最大の魅力は工事費を少しでも抑える事です。
天井高が低い1,600mm部分で、ベッドやすのこ等設置して寝るスペースにすれば、多少天井高が低くても何も不自由しないです。
お子さんがご自分で勾配天井での利用する方法を考えればいいんです。
当然平屋の造りなので母屋材や棟木が表わしになってますので、まだ小さいお子様がいらっしゃる場合、母屋材や棟木にロープ等でブランコを造ったり、ハンモックを吊るしたりワクワク感満載のお部屋になります。
右側の写真は南側の軒先に向かって勾配天井が低くなってます。
こういった部分はお子様の遊び場やフリースペースとして使用していただければ有効に使えます。
こちらの奥様いわく、小学校1年生の息子さんがこのスペースにおもちゃを広げているとのことですが、1階でおもちゃを広げられると来客が来られたり、家族が食事をする際にいちいち「片付けなさい!」と怒らなくて済むし、このフリースペースにおもちゃが散らばってても1階から見えないので全く気にならないのでストレスが溜まらないそうです。
構造のお話しをすると、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物はかなり自由な空間が造れて、木造住宅はそんなに空間を冒険することができないと思ってましたが、勾配天井にする事によってかなりおもしろいバリエーションが出来ます。
それから、勾配天井の場合、断熱はどうなっているのかと思われる方もいらっしゃると思いますが、勾配天井部分を化粧野地板としたならばその化粧野地板の厚さが30mmでその上に断熱材を106mm充填してまして、その上に更に厚さ30mmの荒野地板があり、その上にゴム系のルーフィング(防水紙)+アスファルトルーフィング(防水紙)+遮熱兼防水シート+空気層+瓦という構成になっているのでしっかりと断熱・遮熱対策はしております。
遮熱に関しては遮熱兼防水シートの遮熱性能を有効に発揮させるためには必ず空気層が必要です。
そういったところもしっかりと対策してますし、内部写真の左側を見ると開口部(サッシ等)が3ヶ所あるのが分かると思いますが、ちゃんと通風も考慮してます。
みなさんいかがでしょうか?
丹羽郡扶桑町の『板倉の家』がご近所で評判になっている木造住宅だということが分かって頂いたと思います
注文住宅をご希望される場合、いろんなハウスメーカー・設計事務所・工務店等がありますが、利益のみを追求すると弊社のような考え方は生まれてこないかと思います。
屋根裏部屋を2階に利用することは利益を上げる事ではなく、お客様のご予算内で収めるのはもちろんのことでその他プラスアルファのワクワク感があると、注文住宅にして良かったと思っていただけるのではないでしょうか。