一宮市で新築住宅をお考えの方、こんにちは、たかはし設計の高橋です。
今回は自由設計をテーマしてお話ししたいと思います。
弊社は主に木造住宅を専門に手掛ける設計事務所ですが、木造以外の構造も少し取り入れてお話ししますので皆様にとって今後のご参考になればと思います。
注文住宅の最大の魅力
「自由設計」をどう活かすか?
さて自由設計と一言で言ってもいろんな事が言えますが、構造的に木造住宅はそんなに大空間のプランは難しいです。
梁を大きく飛ばすにしても2間(寸法で言うと3,640mm)しか難しいです。
それに引き換え、鉄筋コンクリート造や鉄骨造は大スパンが可能なので1階に柱の無い広いリビング等が可能です。
軽量鉄骨のハウスメーカーさんも結構広い空間が可能なので開放感があっていいですね。
しかし、たかはし設計が手掛ける木造住宅でも梁は見えますが、吹抜けになっているのでその梁が気にならないくらいの開放感はあります。
下記の写真を見て下さい。
いかがでしょうか。
こちらは一宮市の「小屋裏を2階部分に利用する平屋建て」の『板倉の家』です。
勾配天井を1階から見上げるととても気持ちがいいです。
梁があっても全く気にならないです。
写真でご主人とお子様がお二人と座っているソファ(ご主人力作のソファです)と平行に上に大きな梁がありますが、この梁が写真左と写真右側と計3ヶ所あります。
この梁が飛んでいるスパンが2間(3,640mm)です。
何を言いたいかというと体育館みたいなスポーツ競技をする空間は柱があっては競技もできませんが、住まいではそんな広い空間が無くても十分開放感がある空間が出来るということです。
それが空間に自由度を取り入れた自由設計ということにつながるのではないでしょうか。
それから木造住宅の場合、材木の定尺長さと言うのが決まっています。
2m・3m・4mというサイズが一般的な材木の長さです。
それより長い5m・6mというサイズもあるのですが、材木、いわゆる木が山に生えている事をよく考えて頂くと分かりますが、木は下の方が太くて上の方に行くと段々細くなっています。
、、となると5mや6mの材木を用意するのにかなり大きな木を加工しないと難しいですよね。
ですので当然金額も割高になります。
となると一般的な材木の長さは4mまでとお考えください。
4mだと2間(3,640mm)の梁が加工出来ます。
鉄筋コンクリート造や鉄骨造はスパンや寸法はある程度自由なんですが、材木は定尺長さがあるのでスパンや寸法はある程度制限されます。
集成材の梁は結構大スパンは可能ですが、私は接着剤で固めた集成材やベニヤが嫌いなのでそのお話しは割愛します。
いかがでしたでしょうか?
一般的な総2階建てですと何か味気ないですが、「小屋裏を2階部分に利用する平屋建て」みたいな木造住宅は空間にかなりの自由度が可能であることがお分かり頂けたと思います。
最近は、「小屋裏を2階部分に利用する平屋建て」の『板倉の家』のお問合せが増えております。
これも空間をうまく利用した、又は魅せた自由設計だからなのかもしれません。
是非、自由設計の木造住宅のお問合せは「たかはし設計」までお願い致します。