一宮市で平屋戸建てをお考えの方、こんにちは、たかはし設計の高橋です。
今回は木造住宅で平屋戸建てをテーマしてお話ししたいと思います。
弊社も一宮市で平屋の戸建て木造住宅を設計しておりますので皆様にとって今後のご参考になればと思います。
平屋戸建てのメリット・デメリット
さて平屋の木造住宅ということですが、皆様が知っている平屋建ては当然の事ですが2階部分がなくて全ての生活動線が1階に集約していると思われます。
そこで、平屋建てのメリットとデメリットはどんなものがあると思われますか?
〈平屋のメリット〉
①1階に全ての必要な部屋や収納が集約している。
②1階と2階の上り下りがないので将来歳を取っても楽である。
③設計上の事ですが、2階建てに比べて平屋建ての方が構造的に強くて安全である。
〈平屋のデメリット〉
①単純に30坪の家を考えた場合に、1階15坪2階15坪の2階建てと1階のみで、30坪の場合ですと基礎と屋根の面積が約2倍違いますので工事費が高くなります。
②平屋建ての設計を考える場合に土地の面積が大きく影響します。いくら平屋建てにしたくても土地が狭いと難しいです。
③やはりメリットの②の逆で歳を取ると2階に上がるのが辛くなる。
④プランを考えるときに注意しないと建物内が暗くなりがちになる。
いかがでしょうか。
意外とメリットとデメリット比べてみるとデメリットの内容が目立つ感じがしますね。
弊社が手掛けた平屋建ての木造住宅は今から約3年前頃でしたが、ある一宮市のお客様からお問合せを頂きました。
資料を送ったところ直接そのお客様からご連絡を頂戴しまして、お話しをお伺いしたらどうしても平屋を建てたいとの事でした。
しかも自然素材をご希望されていらっしゃいました。
詳しくお話しをお聞きしたところ、そのお客様は結構たくさんのハウスメーカーさんや工務店さんに行かれていてプランや見積りを各業者にご依頼されてました。
..が、どこの業者も2階建てのプランを提示して来るか、「そのご予算では平屋建ては無理ですよ。」という返事しかもらえなかったとの事でした。
自然素材をメインにすると全体の工事費も高額になりますから難しいですね。
私はその頃『板倉の家』では2階建てがメインで設計してました。
その一宮市のお客様からお問合せを頂く約1年前くらいから『板倉の家』の2階の天井は勾配天井になっているのでかなりの空間があり、この空間を利用して小屋裏部分を2階にして構造は平屋建ての2階建てが出来ればデメリットがほとんど解消されるのではないだろうかと思っていました。
平屋2階のイメージは
「アルプスの少女ハイジ」のハイジの部屋
「魔女の宅急便」のキキの部屋
私はその頃から2階の部屋の天井高さが例えば2m40cm等でフラットにしなければいかない事は必ずしもないのではないだろうと思っていました。
小屋裏を2階の部屋にすると当然勾配天井になりますので天井高の低い所や高い所が出来ます。
しかしそれは使用される方がご自分でアイデアを出して考えれば、ワクワク感いっぱいの楽しい部屋になる要素がたくさんあります。
天井高の低い部分を寝るスペースにして、高い部分に勉強スペースや趣味のスペースにすれば十分使える部屋になります。
ということで完成した平屋の構造で小屋裏を2階にした『板倉の家』が下記の写真です。
南側から撮った写真ですがどう見ても平屋にしか見えませんよね。
こちらの写真は建物の妻側から撮った写真ですが棟の下に窓があります。
この窓が2階の小屋裏部分の窓です。
北側の軒下にも小さいですが窓があります。
こちらが小屋裏の2階部分の部屋ですが天窓もありますので合計3カ所の窓があります。
通風もしっかり確保されてます。
こちらの一宮市のお客様は小屋裏の2階部分はお子様のお部屋として将来使用されるとの事です。
まだお子様は小さいので多分中学生くらいになると使用されると思いますが、どうですか?
いい感じの部屋になっているとは思いませんか?
本や参考書等しまえる棚もありますしお洋服をかけるハンガーパイプもあります。
さらに1階には家族全員の洋服や荷物等も全て収納出来る様にも考えてます。
この様に小屋裏を利用すればそんなに大きな土地が必要ではないと思います。
1階部分もLDKの天井高はそのまま勾配天井になっているので非常に開放感のある空間になってます。
いかがでしたでしょうか?
こちらの一宮市のお客様から立て続けに小屋裏を2階部分に利用する平屋建てのご依頼がありまして、今年までに全部で7棟設計させて頂きました。
皆様もぜひたかはし設計にお問合せをお待ちしております。