一宮市で建てる|板倉構法の木造の活かし方

たかはし設計 注文住宅木造

一宮市で木造の注文住宅をお考えの方!
こんにちは、たかはし設計の高橋です。

今回は弊社で注文住宅をお考えの方に木造についてお話ししたいと思います。

弊社たかはし設計は、設計事務所ですが木造建物又は木造住宅専門の設計事務所ではありません。
私が大学時代は木造の事より鉄筋コンクリート造(以後RC造)や鉄骨造(以後S造)の授業が多かったように記憶してます。
多かったといういい方はあまり勉強してなかったもので・・・。(笑)

父親も鉄筋工の親方として職人だったこともあり、RC造の方が入り込みやすかったです。
就職も建設会社に入社して現場監督をやってましたがほとんどがRC造とS造ばかりですし、建設会社を辞めて再就職した設計事務所も同じくRC造とS造でした。

しかし、12年前の平成17年11月にある建築設計事務所のA氏がRC造建築物の構造計算書偽造事件があり、それを機会に一気に建築基準法が厳しくなりRC造及びS造の確認申請手続きが難しくなりました。
そのため、RC造のマンションやS造3階建ての住宅の確認申請手続きに時間がかかるようになり、急激に木造住宅に移行する様になった記憶があります。

2階建ての木造住宅は4号特例という建築用語があって、、
①不特定多数の人が利用しないこと
②木造の住宅である
③階数は2階まで
④延べ床面積は500㎡以下
⑤高さが13m以下
⑥軒高が9m以下
という条件に該当する木造戸建て住宅は「4号特例」とも呼ばれ「審査の省略化」が認められております。
建築士が設計していれば確認申請時に構造計算書を添付する必要はないので計算書チェックをする必要がないので確認申請書の審査が早く済むわけです。
という事もあり木造住宅を建築する会社が増えました。

弊社が一番最初に設計させて頂いた注文住宅も構造計算偽造事件の1年後でしたが、確認申請の手続きはスムーズになってました。
『板倉の家』と『自然素材の家』のミックスでしたが、こちらの注文住宅をかかわって感じたことはRC造やS造より木造、特に『板倉の家』は人間が住むということに関してこれ以上の環境はないのではないかということです。

板倉構法でつくる木造住宅の魅力

『板倉の家』は有名な正倉院の「校倉造り」と同じ時代にあった木造建築物で、今でも伊勢神宮の穀倉(穀物を保管する倉庫)は今でも「板倉構法」です。

たかはし設計 注文住宅木造

無垢材には抗菌作用があるため、穀物の腐敗の進み具合を遅くする性質があるようです。
またその他にも、消臭効果や調湿効果も優れています。調湿効果については昔ながらの竹木舞の下地を組んで施工する土壁より効果が高いとの結果が出ています。

調湿効果が高いということは熱中症の原因のひとつである高湿度になる事が少ないです。
弊社の手掛けた『板倉の家』にお住まいのお客様で、真夏にエアコンもかけずにシャッターやカーテン等で窓を閉めきって過ごされる方がいらっしゃいますが、意外と扇風機ひとつで大丈夫だそうです。

『板倉の家』は「倉」なので開口部を閉めきって外部の暑い温度の空気や熱い日差しをシャットアウトすることの方が無垢材の調湿効果で涼しいらしいです。
確かに個人差で暑がりな方や寒がりの方がいらっしゃいますので一概に皆さん閉めきって涼しいとは言いませんが、エアコンをかけても29℃くらいの温度設定で過ごされている方が多いのでやはり調湿効果は絶大だと思います。
でもあったかい空気は上に上がるので2階はさすがに暑いみたいですが換気等すればかなり楽だそうです。

『板倉の家』は人間が住むにはこれ以上ない最高の木造住宅ではないでしょうか。

 


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たかはし設計は、個人の住宅を専門に設計監理・企画を行っており、家族のコミュニケーション/家事の時短動線/健康安心な暮らし/別荘のような開放感をコンセプトに、小さくても広く使える住まい、老後やその先まで永く安心して暮らせる家づくりをしています。
対象地域|稲沢市、一宮市、春日井市、清須市、その他愛知県内。